
パソコンを買うときにグラフィックボードはどれを選んだらいいのか、種類が多すぎて迷ってしまう方も多いです。
本記事では初心者向けに、グラフィックボード(ビデオカード)の選び方を解説します。初めて購入する方も重要なポイントを押さえれば安心です。最適なグラフィックボードを選ぶために、一緒に見ていきましょう!
1. グラフィックボード(ビデオカード)とは?
1.1 映像処理の役割
グラフィックボードはパソコンの中でも映像処理を担当するパーツです。動画の再生や映像の編集、3Dゲームの描画など、映像を表示させるための重要な役割を果たしています。
1.2 オンボードとの違い
近年では、一部のCPUやマザーボードには内蔵されたオンボードと呼ばれるグラフィック機能があります。しかし、オンボードは簡易的な映像処理にしか対応しておらず、最新の3Dグラフィックをリアルタイムで表示させるには性能が不足します。ゲームや高度な映像編集を行う場合には、グラフィックボードが必要になります。
2. グラフィックボードが必要な人は?
2.1 ゲームをプレイする人
ゲームを快適にプレイするためには、高性能なグラフィックボードが必須です。最新の3Dグラフィックを処理し、滑らかな映像を表示することができます。また、VRゲームを楽しむ場合にも高性能なグラフィックボードが必要です。
2.2 クリエイターや映像編集者
高画質の映像編集や動画配信、クリエイター向けの高度な3Dグラフィックを使用するソフトウェアを使う場合も、グラフィックボードが必要になります。これらの作業では、高性能なグラフィックボードによって作業効率が向上します。
3. グラフィックボードの種類
3.1 NVIDIAの「GeForce」と「Quadro」
NVIDIAはグラフィックボード市場で最も優勢なメーカーであり、主流の製品は「GeForce」シリーズです。高性能とコストパフォーマンスの良さから、多くのユーザーに支持されています。一方、「Quadro」シリーズはクリエイター向けのグラフィックボードであり、動画編集やCADなどの用途に特化しています。
3.2 AMDの「Radeon」
AMDもNVIDIAに対抗して長年にわたりシェアを競ってきました。特に最近は劣勢ですが、性能の高さや特徴的な機能を持つ製品があります。ゲームの録画やキャプチャ、マイニングなどの用途に強みを持ちます。
3.3 Intelの「Iris Xe」
インテルの最新CPUには「Iris Xe」というグラフィックスエンジンが内蔵されています。一部のゲームや動画編集を軽めに行う場合には、これでも十分に対応できます。ライトゲーマーにおすすめです。
3.4 グラフィックスコア
ゲームによって要件は異なる場合がありますので、各ゲームの公式サイトや推奨スペックを確認することをおすすめします。また、将来的なゲームのアップデートや新作ゲームにも対応できるよう、より高性能なパソコンを選ぶことも考慮してください。
ゲーム | 推奨スペック |
---|---|
APEX | NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 |
フォートナイト | Nvidia GTX 960、AMD R9 280 |
タルコフ | GeForce GTX 660 Ti, Radeon R9 280 |
4. グラフィックボードの選び方
4.1 ゲームの推奨環境を確認する
プレイしたいゲームの公式サイトで推奨環境を確認しましょう。推奨スペック以上のグラフィックボードを選ぶことで、快適にゲームを楽しむことができます。
4.2 VRAMの重要性
グラフィックボードに搭載されているVRAM(ビデオメモリ)の容量も重要です。大きな容量を持つVRAMは、高解像度や高画質の映像処理に必要です。
4.3 現行グラフィックボードの早見表
主要なメーカーの現行グラフィックボードの価格と性能を比較した早見表を用意しました。予算と必要性に応じて適切な製品を選びましょう。
5. 高評価のおすすめゲーミングパソコン
5.1 ノートパソコン
おすすめの高性能ノートパソコンを紹介します。価格と性能のバランスが良く、一般向けにも使いやすい製品です。
G-Tune P6-I7G60BK-A

第13世代CPUとGeForce RTX™ 4060 Laptop GPUにより、ゲームプレイがより快適になります。また、リフレッシュレート165Hz対応の液晶パネルを搭載していて、素早い動きや高解像度の映像を鮮明に再現します。高性能なゲームプレイやクリエイティブな作業が快適に行えるノートパソコンです。初心者でも使いやすく、幅広い用途に対応します。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-13700H プロセッサー |
メモリ | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
グラフィック | GeForce RTX 4060 Laptop GPU |
液晶 | 16型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応) |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45) |
無線LAN | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
本体価格 | 229,900円 |
Katana-15-B13VFK-879JP

高性能なプロセッサーとグラフィックス、大容量のメモリとストレージが組み合わさっており、ゲームやクリエイティブな作業を快適に行うことができます。また、高解像度の画面や高いリフレッシュレートにより、鮮明な映像と滑らかな動きを楽しむことができます。
OS | Windows 11 Home |
CPU | 第13世代 インテル Core i9 13900H(Raptor Lake) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | M.2 SSD:1TB |
グラフィック | GeForce RTX 4060 8GB GDDR6 |
液晶 | 15.6インチ WQHD 2560×1440 165Hz対応 |
有線LAN | 10/100/1000Mbps |
無線LAN | IEEE 802.11ax + Bluetooth 5.2 |
本体価格 | 249,800円 |
ROG Strix G16 G614JV

このノートパソコンは高性能なプロセッサーやグラフィックス、高速なメモリとストレージを搭載しており、ゲームやクリエイティブな作業に適しています。また、鮮明なディスプレイや高速な通信機能、快適な入力デバイスも特徴の一部です。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i9-13980HX プロセッサー |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD : 512GB (PCI Express 4.0 x4接続) |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 4060 |
液晶 | 16.0型ワイドTFTカラー液晶 2,560×1,600ドット (240Hz) |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (RJ45) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E) Bluetooth® 5.1 |
本体価格 | 229,800円 |
5.2 デスクトップパソコン
おすすめの高性能デスクトップパソコンを紹介します。最新のCPUやグラフィックボードを搭載し、ゲームに没頭できるパフォーマンスを発揮します。
OMEN 40L Desktop

高性能なプロセッサーとグラフィックス、高速なメモリとストレージ、効果的な冷却システムが組み合わさっており、快適なパフォーマンスを提供します。また、最新の無線通信規格に対応しており、高速かつ安定したワイヤレス接続を享受することができます。
OS | Windows 11 Pro |
CPU | 第13世代 インテル Core i7-13700K プロセッサー |
メモリ | Kingston FURY 32GB (16GB×2) DDR5-5200MHz XMP対応 RGB (最大128GB) |
ストレージ | Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD(PCIe Gen 4×4 NVMe) |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti |
有線LAN | 10/100/1000 Mbps |
無線LAN | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)、 Bluetooth 5.3 |
本体価格 | 313,500円 |
Lenovo Legion Tower 7i Gen 8:スタンダード(RTX 3080)

販売価格は通常価格から割引され、¥484,990から¥421,674になっています。割引額は¥63,316で、13%オフです。プロセッサーはインテル Core i7-13700Kプロセッサーが搭載されています。Eコアでは最大4.20 GHz、Pコアでは最大5.30 GHzの高いクロックスピードを持ち、パフォーマンスの向上が期待できます。
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | インテル Core i7-13700K プロセッサー |
メモリ | 16 GB DDR5-5600MHz (UDIMM) |
ストレージ | 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 Performance TLC |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X LHR |
有線LAN | 1000BASE-T/2.5GBASE-T |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth |
本体価格 | 421,674円 |
iiyama SENSE-F079-137-TL1X [Windows 10 Home]
![iiyama SENSE-F079-137-TL1X [Windows 10 Home] デスクトップパソコンの画像](https://informer-de.com/wp-content/uploads/2023/07/graphic-board-071305-500x281.jpg)
iiyama SENSE-F079-137-TL1Xは、会員限定で送料無料の特別なオファーです。このミドルタワークリエイターパソコンは、第13世代のインテル Core i7プロセッサーとGeForce RTX 4070グラフィックスを搭載しています。ゲームを始める方におすすめです。
OS | Windows 10 Home 64ビット [DSP版] |
CPU | Core i7-13700 |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR5-4800 DIMM (PC5-38400) |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD |
グラフィック | GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X |
有線LAN | 2.5GBASE-T |
無線LAN | – |
本体価格 | 229,700円 |
6. グラフィックボードのメンテナンス方法
グラフィックボードは正常な動作と安定性を維持するために定期的なメンテナンスが必要です。以下に一般的なメンテナンス方法をいくつか紹介します。
6.1 清掃
ダストやゴミがグラフィックボードの冷却ファンやヒートシンクにたまると、冷却効果が低下しパフォーマンスに影響を与える可能性があります。定期的にコンプレッサーやエアダスターを使用して、ホコリやゴミを取り除きましょう。
6.2 ドライバのアップデート
メーカーから提供される最新のグラフィックボードドライバを定期的に確認し、アップデートを行いましょう。最新のドライバは安定性の向上や新機能のサポートに役立ちます。
6.3 温度管理
長時間のゲームプレイや負荷の高い作業を行う場合、グラフィックボードの温度が上昇することがあります。十分な冷却を確保するために、ケース内の十分な空気流通や追加の冷却ファンの使用を検討しましょう。
7. グラフィックボードのオーバークロック
オーバークロックは、グラフィックボードの動作クロックやメモリクロックを標準より高い設定に変更することで、ゲームやグラフィックの処理速度を向上させる方法です。ただし、注意点があります。
7.1 安定性と冷却
オーバークロックによってグラフィックボードのパフォーマンスが向上する一方で、安定性や冷却の問題が発生する可能性もあります。十分な冷却を確保し、安定性テストを行いましょう。
7.2 リスクと保証
オーバークロックはグラフィックボードの仕様を超える動作となるため、潜在的なリスクを伴います。オーバークロックによって発生した損害は保証対象外となる場合がありますので、自己責任で行いましょう。
8. グラフィックボードのトラブルシューティング
グラフィックボードには時折トラブルが発生することがあります。以下によくある問題とその対処法をいくつか紹介します。
8.1 ディスプレイが表示されない
グラフィックボードの接続やドライバの問題が原因となることがあります。まず、接続を確認し、必要に応じてドライバの再インストールを行いましょう。
8.2 ドライバのクラッシュ
ドライバの不具合や互換性の問題により、ドライバがクラッシュすることがあります。最新のドライバへのアップデートや、以前のバージョンにロールバックすることを試してみましょう。
8.3 ゲームのクラッシュやグラフィックの不具合
ゲーム中にクラッシュやグラフィックの問題が発生する場合、ドライバのアップデートやゲームのパッチ適用、設定の変更などが有効な対策となることがあります。
9. グラフィックボードのよくある質問
こちらでは読者や口コミにある質問にお答えします。
グラフィックボードを交換する必要はありますか?
パソコンを使ってゲームやグラフィック処理の作業を行う場合や、古いグラフィックボードが性能的に不足している場合には、グラフィックボードの交換が推奨されることがあります。
グラフィックボードの適切な温度範囲はどれくらいですか?
グラフィックボードは高負荷で動作するため、適切な冷却が必要です。一般的には、グラフィックボードの温度は60〜85度の範囲内で安定して動作することが望ましいとされています。
グラフィックボードのドライバーを更新する必要がありますか?
グラフィックボードのドライバーは、新しいゲームのサポートやパフォーマンスの最適化のために定期的に更新することが推奨されます。メーカーのウェブサイトや自動更新機能を利用して最新のドライバーをインストールしましょう。
グラフィックボードのVRAMとは何ですか?
VRAM(Video RAM)は、グラフィックボードがデータを格納するための専用メモリです。VRAMの容量が大きいほど、高解像度のテクスチャや複雑なシーンをスムーズに処理することができます。
グラフィックボードをオーバークロックすると何が得られますか?
グラフィックボードをオーバークロックすると、基本クロックやメモリクロックを上げることで性能を向上させることができます。ただし、適切な冷却や電力供給が必要であり、誤った設定はハードウェアに損傷を与える可能性があるため注意が必要です。
10. グラフィックボードの将来展望
グラフィックボードの技術は絶えず進化しており、将来的な展望も興味深いものです。以下に一部の将来展望を挙げます。
10.1 レイトレーシングの普及
レイトレーシングはよりリアルな光の表現を可能にする技術であり、将来的にはより多くのゲームやアプリケーションで利用されることが予想されます。より高度なレイトレーシングの実装やハードウェアの最適化により、よりリアルな視覚体験が可能になるでしょう。
10.2 人工知能の活用
グラフィックボードは機械学習や人工知能の処理にも利用されます。将来的には、より高速かつ効率的な人工知能処理が可能なグラフィックボードが開発されることが期待されます。これにより、より高度な画像認識や自然言語処理などの応用が進展し、さまざまな領域での革新が期待されます。
10.3 仮想現実(VR)と拡張現実(AR)の進化
仮想現実や拡張現実の技術はますます普及し、グラフィックボードの役割も重要になっています。将来的には、より高解像度で臨場感のあるVR体験やARのリアルタイム合成が可能になるでしょう。さらに、軽量化やワイヤレス化などの進歩も期待され、より使いやすく没入感のある仮想空間が実現される可能性があります。
10.4 クラウドゲーミングの普及
クラウドゲーミングはインターネット経由でゲームをストリーミングするサービスであり、グラフィックボードの性能がクラウド上で提供されることになります。将来的には、クラウドサービスの普及や高速なインターネット接続の発展により、より多くの人々が高品質なゲーム体験を手軽に楽しむことができるようになるでしょう。
以上が、グラフィックボードの将来展望の一部です。技術の進歩により、より高度なグラフィックスとパフォーマンスが期待される一方で、新たな応用やサービスの開拓も見込まれます。グラフィックボードの世界は常に進化し続けており、ゲーマーやクリエイターにとって魅力的な未来が待っています。
まとめ
最新のゲームや映像処理には、適切なグラフィックボードが必要不可欠です。
本記事では、初心者から上級者までの方々がグラフィックボードを選ぶ際のポイントを解説しました。自分の用途に合ったグラフィックボードを選ぶためには、ゲームの推奨環境や予算などを考慮しましょう。
また、NVIDIAやAMD、Intelなどのメーカーごとに特徴や製品の選択肢も異なるため、十分な調査と比較検討を行いましょう。適切なグラフィックボードを選ぶことで、より快適なゲームや映像編集体験を楽しむことができます。

最後までご覧いただきありがとうございます🎵